2007年10月アーカイブ

 こんにちは。最近、自宅で『Half-Life 2 Orange Box』収録の「Team Fortress 2」ばかりプレイしているプロデューサー「O」です(ちなみに『OPD』は現在MS13までクリア。自部隊ユニットの平均レベルはLv20程度です)。
 発売から20日が経過して、そろそろ『Operation Darkness』をクリアされているお客様もいらっしゃると思いますが如何でしょうか?

 現在『OPD』製作チームは解散し、殆どのスタッフは別のゲーム開発プロジェクトに従事しています。かく言う私もNintendo DS向けのプロジェクト2本に関わっていますが、『Operation Darkness』に関する業務が終わっているわけではありません。
 お手元のXbox 360の本体言語設定を英語に変更して『OPD』をプレイいただくとお解りかと思いますが、『OPD』にはメッセージをすべて英語化したテキストも収録さ れており、北米圏での発売も予定しております。そのため、4人のスタッフのみ日本語版の発売後も北米Verの制作作業を優先的に続けています。
 ということで、日本市場では『OPD』は売れているとは言い難いんですが、上記の通り今後の展開がまったく無いわけではありません。その手始めとして、 11月中旬頃にゲームプレイ動画のLive配信、続けて体験版のLive配信を予定しております(体験版については12月頃の配信を想定していますが、現 状では未定です)。
 これらに関しては日が決まり次第、改めてこちらのBlogと公式サイトで告示させていただきますので、今暫くお待ち下さいますようお願いいたします。

 ヒヒィーン!(馬を止めた時の鳴き声)
 馬上より失礼致します。我こそは、『Operation Darkness』宣伝担当、齋藤マサル。友誼によりこの開発ブログに助太刀いたす! いざ、勝負、勝負ぅ~。

 ハイ、コンニチハ、齋藤です。
 いや~、宣伝担当なのに、『Operation Darkness』の面白さについて書かないマヌケな私。なので今週に入ってもこのブログへの出撃要請がありません。だから勝手に登場! 助太刀よろしく書いてみました。
 勝手に登場したからには、それなりに手柄を立てなきゃ今度こそ『Operation Darkness』公式ブログから追い出されてしまいます。よし、『Operation Darkness』の面白い部分を書くぞ! 大丈夫!きっと出来る、出来るハズ!

 今日私がオススメする『Operation Darkness』の面白ポイント、それは「地雷」です。
 以前、この開発ブログでも地雷の使い方が楽しい!と書かれていたと思いますが、このゲームでの地雷類は仕掛けた場所を中心とした一定範囲内に侵入すると 爆発する脅威の兵器。敵の行動パターンを先読みして仕掛けて、ボカンと一発!で敵を一網打尽。敵の増援を全員吹き飛ばす爽快感はたまりません!
 この地雷を仕掛けるのが、私の大好きなプレイパターンです。
 私生活では自分が気がつかないうちに他人の「地雷」を踏むのも得意! 厳つい顔して、何気に天然! そんな天然の私、こう思ってくれると嬉しいな。「いじらぃしい」(い地雷しい)と............オイ!ダジャレかよ!


『Operation Darkness』の発売から早いもので一週間ほど経過しました。
 ご購入していただいたお客様方、誠に有難う御座います。
 そして、興味をお持ちの方、『Operation Darkness』はじっくり腰を据えて楽しめるシミュレーションRPGで御座います。ゼヒゼヒ、宜しくお願い申し上げます。


......なんだかこの開発ブログから除隊勧告が来そうな気がします。
 ではまた今度です~。

 『Operation Darkness』をお買い求めいただいたお客様方、また公式blogをご覧いただいているお客様方、誠にありがとうございます。
 感謝の意を込めて、本日より『Operation Darkness』の携帯電話用Flash待ち受け画像(swf形式)の配信を開始いたしました。初回の配信は「コーデリア」「シンシア」「ヘルシング」 の3キャラクター分です。以下のモバイルサイトよりダウンロードできるようになっておりますので、是非ご利用下さい。

こちらからアクセス!!

 なお、配信されるFlash待ちうけ画像は、お手持ちの携帯電話の電波受信状況に応じて表示される画像が変わる仕様となっております。電波状況が悪い箇所では、少々驚く画像が表示されるかも?

 こんばんは。
 最近、『Halo 3』で我が家のマスターチーフが虐殺されまくっているプロデューサー「O」です。
 発売されて4日が経過しましたが、『Operation Darkness』をお買い求めいただいた全国のお客様方、誠にありがとうございました。深く御礼を申し上げます。
 このゲームを楽しんでいただければ非常にありがたく、また喜ばしく思います。

 なお、現在までにお客様方からいただいたご意見、ご要望などについては全て目を通させていただいております。続編やスピンアウトが作れるかどうか?追加 パッチでの技術的対応ができるかどうか?等々はまだ判りませんが、これらは貴重なご意見として今後の検討課題とさせていただきます。
 また、製品をお買い上げになったお客様専用のアンケートサイトがございますので、まだの方はそちらへアクセスいただき、プレイしたご意見・ご感想をお書 きいただけると幸いです(※説明書末尾に記載してあるURLへアクセスいただき、製品のシリアルIDを入力いただくと、アンケートサイトでご回答いただけ ます)。

 ところで今回はプレイ中に皆様が疑問に思われるであろう項目について、Q&A形式で以下に纏めてみます。それでは以下の空白部分を範囲選択して白黒反転 のうえ、ご覧ください(※念の為に記載すると、以下にはゲーム中のネタバレと攻略方法の一部も記載されていますので、まだプレイを始めていない方はご覧に ならないことをオススメします)。

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(↓ここから反転開始)
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■Q1:クリアしたARミッションは移動すると再度プレイできないの?
■A1:再度プレイできます。プレイしたいARステージまで移動し、メニューを開いて「Attack」を選択・決定していただくと、そのARステージで再プレイできます。

■Q2:キャラクターが死んだままミッションクリアすると、そのキャラはいなくなる?
■A2:その通りです。キャラクターが戦闘中に死亡した場合、生き返らせずにミッションクリアすると、そのキャラクターはいなくなってしまいます。よって 戦闘中に死亡した味方がいたら、蘇生させてからクリアするのが賢明です。なお、蘇生SPはハーバードのリヴァイヴ・エクスペリメントだけとなっています (蘇生用アイテムはありません)。敗北条件に抵触するキャラクターが死亡した場合は即ゲームオーバーとなるので注意してください。

■Q3:Xbox Liveでのcoop(協力)プレイの報酬でレア武器が出る可能性は低い?
■A3:頻繁に手に入るとゲームバランスを崩すため、レア武器の入手確率は極めて低く、特定のステージのみに設定してあります。AR01~AR15までの ステージのうち、レア武器が入手しやすいのはAR13(Bastogne #03)、AR14(Bastogne #04)、AR15(France #05)の3ステージです。この3つのステージでは一定確率で、シュパーギン機関拳銃、ムラマサブレード、パンツァーファウスト100、MG42重機関 銃、StG44突撃銃、シモノフ対戦車ライフル改、エクスカリバー、MP40機関短銃、ルガーP08拳銃、ドラゴンスレイヤーのいずれか1つが手に入りま す。

■Q4:スキルの最高レベルは?
■A4:スキルレベルの最高値はLv4です。ただし、①Death Edge、②Sniper Eye、③Guts、④Resist bullet、⑤Resist Sword、⑥Move Upの6種類のみスキルレベル最高値はLv3です。

■Q5:スキルのLvアップ条件は?
■A5:通常、敵を攻撃・殺害した後に入る経験値がそのままスキルにも適用され、スキルレベルアップに必要な値まで到達すると、スキルのLvが上がります。なお、スキルに割り当てられる経験値はスキルを付けている個数によって割り振られます。
 一例を挙げると、スキルを3つだけセットしている状態で経験値を900獲得すると、各スキルには300ずつの経験値が割り当てられる形となります。つま り特定のスキルを急速にレベルアップさせたい場合はスキルセット数を必要最低限の数にしておき、ARステージで経験値稼ぎをすると効率よく経験値が加算さ れていきます。

■Q6:敵が特定の味方ユニットだけを集中攻撃するんだけど?
■A6:本作での敵ユニットのAIは、射程内にあるプレイヤーユニットに対して、①Luck値が低い(=弾が当たりやすい)、②Defense値が低い (=防御能力が低い)、③HPが低い(=殺害しやすい)、の三点を優先判断して攻撃を仕掛けるように設計されています。よって、Luck、Defense 値が低いコーデリアやジャック、ヘルシングは優先的に攻撃されやすくなっています。また、部隊の主力である人狼ユニット2名は、特別に優先的に狙われやす いように設計されています。そのため、これらのユニットの運用時には「狙われやすい」ことを考慮しておくといいでしょう。

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(↑以上、ここまで)
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 とまぁ、今回は少なめですが、いかがでしたでしょうか?
 ちなみに今日から私も自宅のXbox 360で『Operation Darkness』をプレイ開始しますので、そのうちXbox Liveのcoopで皆さんとお会いできるかもしれません。なお、まだまだ当blogは続けていきますが、本日は一旦ここでお別れです。

 それでは、次回作もXbox 360でお会いしましょう!(注:『OPD』続編ではありません)

opd_071012.jpg

 先般ご案内差し上げた Xbox LIVE マーケットプレースでのドイツ軍テーマ配信についてですが、10月11日に配信が開始されました。これにより、現状の配信状況は以下の通りとなっております。

■ゲーマー アイコンセット1(5枚入り)......配信中
■ゲーマー アイコンセット2(5枚入り)......配信中
■ゲーマー アイコンセット3(5枚入り)......配信中
■ゲーマー アイコンセット4(5枚入り)......配信中
■OPD Blood Pack テーマ1......配信中
■OPD Blood Pack テーマ2......配信中
■OPD コーデリア テーマ......配信中
■OPD ソルジャーズ テーマ......配信中
■OPD ドイツ軍テーマ......配信中(10月11日配信開始)

 なお、ドイツ軍テーマの画像は上記のようになっておりますので、こちらをご参照下さい。

 コンニチハ、『Operation Darkness』宣伝担当の齋藤マサルです。
 スタッフブログへの2回目の出撃要請により再度参上しました! 宣伝担当なのに前回お粗末な内容のブログでしたから、もう出撃要請は無いと思ったのに......。

 なにがお粗末だったか、ですか?
 読み返して自己分析したのです。う~ん......『Operation Darkness』の面白さを書いてない!
 宣伝担当なのだから、開発スタッフとは別の視点で、このゲームの楽しさを皆々様に伝えなくては。
 よし、とりあえず『Operation Darkness』をプレイして、面白い部分をピックアップ! 皆々様にお伝えします。会社のXbox 360のスイッチをON、さっそくプレイ開始。

 お、敵部隊に戦車がいるぞ。私がこのゲームで好きなポイントのひとつが、「敵の戦車をぶっ壊す!」です。しかしこの戦車とても強い! 不用意に近づくと 主砲の餌食になるし、正面から機関銃で攻撃してもダメージを与えられない。そんな時に役に立つのが「対戦車ロケットランチャー」。これを使えば一撃必殺。 戦車の側面に回ってロケット砲で攻撃! これで大ダメージを与えられます。
 殺られる前に殺る! このゲームで戦車と戦う際の定石かもしれません。戦車の攻撃はとても強い。直撃を食らうと大ダメージになってしまいます。

 あ、そうそう。
「重い」と言えば先日、私の気分はちょっと重かった......。えっ、なんで重いかって?
 大した事では無いのですが、先日ある大規模な自治体主催のお祭りに行ったのです。各地の名産品の即売会やイベントなどが行われていたのですが、その会場でどの地域のブースかは忘れましたが、カブトムシの幼虫プレゼントという催しがあったのです。

 別に、欲しくは無かったんです。でも「只今、無料でカブトムシの幼虫を配っておりまーす」って声掛けられちゃったんですよ。ええ、別に欲しくは無かったんです......でも気がついたら、貰ってました。だって無料なんだもの!

 私、昆虫は好きなんです(カマキリ派の人間です)。しかし実を言うとカブトムシはちょっと苦手なんです。でも幼虫、貰っちゃったじゃないですか、無料に 釣られて。差し上げる知り合いも身近に居ないし、どうしたら良いのだろうか......そんな事を考えても仕方が無いので、ひとまず腐葉土を購入。ペットボトルで 即席虫かごを作成しました。

 即席虫かごに腐葉土を敷き詰めて、幼虫をセット。すると幼虫はモリモリと腐葉土を食べ始めました。食べてる姿......け、結構カワイイじゃない。なんか重い気分も晴れてきた!明るい未来が見えてきた!

 そう、『Operation Darkness』では敵戦車を一発で倒した時、このような晴れやかな気分になります! 伝わりましたか?このゲームの面白さ!
 ............このブログ内容じゃ、三回目の出撃要請は無いなァ。

 最後くらいは宣伝担当らしく!
 明日10月11日、いよいよ発売です。ホラー・シミュレーションRPG『Operation Darkness』。じっくりとSRPGを楽しみたい方、ゼヒとも宜しくお願い申し上げます。

 こんにちは。プロデューサーの「O」です。
 明日がいよいよ『Operation Darkness』の発売日なので、ちょっと緊張気味です。
 購入していただいたお客様に楽しんでいただけるといいな、と思っています。一部のショップ様ではフライング販売がされているようで、既に購入されて楽し んでいただいているお客様もいるみたいですが、他の方々のために発売日以降まで過剰なネタバレはお控えいただけると幸いです。

 ところで話は変わりますが、まだまだ本作に関して知りたい点があるお客様がおられるようなので、いくつかご質問をいただいている点について質疑応答形式でまた纏めてみました。
 それでは以下の空白部分を範囲選択して白黒反転のうえ、ご覧ください(※念の為に記載すると、以下にはゲーム中の核心に触れるネタバレは記載していませんが、お手元に到着するまで情報を一切入れたくないお客様はご覧にならないことをオススメします)。

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(↓ここから反転開始)
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■Q1:どうしてミリタリーだけじゃなく、ファンタジー要素が入ってるの?
■A1:ひとつは販売上のイメージの問題です。軍隊が身近でない日本では、ミリタリーのみに特化するとどうしても売り上げに影響が出るとの懸念がありまし た。これはマーケティングリサーチおよび、一部小売店様へのリサーチ結果に基づいています。そのため軍隊だけに特化せず、超自然的要素を入れることになり ました。
 二つ目はゲームバランス上の問題です。プレイヤーユニットは少人数の潜入工作という設定の為、必然的に敵機甲部隊と接触した際に敵が強すぎてバランスが 崩れるという問題がありました。これを解消しつつ、「歩兵で敵戦車を葬る」ことを可能とするためSP Attack等の超自然要素が入り、それに付随する形でより強い敵歩兵である吸血鬼やスケルトンなどが追加されていきました。
 三つ目の理由は、シナリオを書いた私の好みです。冒険小説とホラー小説、SF小説のファンなので、そういうのを全部入れてみました。ややカオス気味にな りましたが(苦笑)。キム・ニューマンの『ドラキュラ紀元』『ドラキュラ戦記』やR・R・マキャモンの『狼の時』、ジョージ・R・R・マーティンの 『フィーバードリーム』、ジャック・ヒギンズの『鷲は舞い降りた』、アリステア・マクリーンの『ナヴァロンの要塞』、マイク・ミニョーラの『ヘルボーイ』 あたりがお好きな方にはピンときていただけるかと思います。

■Q2:剣やナイフで装甲車や戦車も斬れる?
■A2:さすがにそれは無理です。何せ戦車砲に耐えられるように作られた装甲板ですから......攻撃前に与えるダメージ値が表示されていても、攻撃した際に無効化されます。

■Q3:味方ユニットを意図的に攻撃して殺害することは可能?
■A3:可能です。但しキャンペーンシナリオで味方(NPC含む)を殺害すると、ペナルティとして経験値とキルレート・ポイントが減算されます。味方殺しは重罪です。

■Q4:回復用SPで味方を回復したときに経験値は入るの?
■A4:入りません。敵に攻撃がヒットしたときのみ、または殺害したときのみ経験値が入ります。よって、ハーバードは積極的に鍛えましょう。

■Q5:対戦車ロケットランチャー発砲時に狙った場所に着弾しないこともあるの?
■A5:あります。ロケットに限らず、各武器には実物の武器特性を踏まえ、ターゲットとの相対距離ごとに設定された命中率が存在します。例えば、実在のパ ンツァーファウスト30は鉄パイプにロケット弾を取り付けたような簡易ランチャーなので命中精度は低く、最大射程も30m程度と言われていました。そのた めゲーム中の最大発砲可能距離も30m程度に設定しており、ターケットとの相対距離が長くなるほど命中率は低下します。

■Q6:難易度設定はできないの?
■A6:それはできません。が、パランスは簡単すぎず、難しすぎない程度に調整しています。やや歯応えがあると思われるお客様もいるかもしれませんが、武 器の使い分けやスキルセット、戦術の組み立て方などを考えれば必ずクリアできます。ポイントを一点挙げると、ステージが進むにつれて次第に強い敵や戦闘車 輛が多数出てくるので、出撃前に対戦車ロケットランチャーは自軍全体で最低2本(できれば3本以上あると楽)用意し、バズーカ用の予備弾×1、または予備 弾×2も対戦車ロケットを装備したユニットに最低1つずつ持たせておくのが望ましいです。

■Q7:シナリオ中に吸血鬼や人狼が登場する経緯をきちんと説明する部分はあるの?
■A7:ちゃんとあります。その辺りの秘密はプレイしてご自分の目でお楽しみくださると幸いです。

■Q8:効率良くレベルアップするにはどうするの?
■A8:操作中のユニットよりレベルの高い敵を攻撃、または殺害してください。相対レベルが高い敵を複数まとめて殺害すると、一気に数レベルアップできます。

■Q9:武器はキャラによって装備できるものが限定されるの?
■A9:その通りです。各ユニットには装備可能/不可能の隠しパラメータが設定されています(画面中のステータス上では見れません)。一例を挙げると、狙 撃銃はエドワード、シンシア、ルイス、補充兵(女)の四人しか装備できません。装備不可能ユニットが敵の死体から狙撃銃を奪おうとしても、奪取品リスト中 に狙撃銃は表示されなくなります。

■Q10:ロード時間は?
■A10:最短クラスの箇所で5秒未満、最長クラスの箇所で25~30秒程度です(正確な計測はしていませんが、大体その程度です。なお、ロードするステージなどによってロード時間にはバラつきがあります)。

■Q11:1ステージ辺りのプレイ時間は?
■A11:平均20~40分程度ですが、敵の機甲部隊と遭遇するなど場合によっては60分程度かかるステージもあります。ちなみに敵の配置などを把握している状態で開発スタッフが全62ステージを最速クリアしたときの記録は30時間程度でした。

■Q12:Coopプレイするとドイツ軍武器が購入できるそうですが、レアアイテム等は手に入らないの?
■A12:レア武器が手に入る場合があります。但しCoopクリア後に購入できるアイテムはランダムで決定される為、入手確率は結構低めです。

■Q13:Xbox Liveで体験版の配信は無いの?
■A13:現在のところ予定しておりませんが、検討はしています。

■Q14:Xbox Liveでジャンル表記の箇所が「ジャンル」となっているのは何故?
■A14:マイクロソフト様へマスター版を提出した際にデータ上の記載漏れがあったためですOrz 本来のジャンル記載は「戦術シミュレーションRPG」です。

■Q15:隠しキャラでなめこやイヅナは出ますか?
■A15:んふ、んふんふんふんふんふ(訳:残念ですが出ません)。

■Q16:続編作るの?
■A16:私の脳内部には構想とシナリオ、システム上の改善点などが既に入っていますが、続編が制作できるかどうかは今作の売り上げ次第です。ということで、皆様宜しくお願いいたします。

■Q17:サクセス商店(弊社通販)で注文したんだけど、いつ届くの?
■A17:先ほど弊社の営業に確認したところ、昨日(10月9日)までにご注文いただいたお客様方へは昨日すべて商品を発送いたしました。到着日を10月 11日に指定しておりますので明日の発売日にはお手元に届くかと思いますが、一部遠隔地や配送会社の都合などにより遅れる場合もございますので、予めご了 承いただけますようお願いいたします。

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(↑以上、ここまで)
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 ということで、いくつかの疑問は氷解されたでしょうか?
 それでは、明日いよいよ『Operation Darkness』発売です。
 既に購入されたお客様やこれから購入されるお客様、様子見をしている方々など、ひとりでも多くの方にプレイしていただいて楽しんでもらえれば幸いです。何卒宜しくお願いいたします。

宣伝担当、出撃です。

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 コンニチハ、『Operation Darkness』宣伝担当の齋藤マサルです。
 このスタッフブログへの出撃要請が下りましたので、今回は記事を書かせて頂きます。で、折角なので今までこのブログで展開してきました開発スタッフによる開発苦労話とはちょっと違う内容を書いてみます。

 それは「説明書チェック」のお話。
 ゲームソフトに付属している説明書。サクセスではこの説明書が出来上がると、印刷する前にそのタイトルの宣伝担当者が誤字・脱字漏れなどを防ぐ為、一度チェックするのです。
 当然『Operation Darkness』でも同じことをやったんですが、私が出来上がった『OPD』の説明書に目を通していた時のことです。最後の項目「CAPTURE」(※ ゲームを進める上でのワンポイント攻略)のページ中に、状態異常(キャラクターが敵の攻撃によって「毒」状態や「暗闇」状態などになる場合のこと)の説明 があり、その対処方法について書いてありました。
 その文面の中に、「罹患」という文字が書かれていたんです。

「罹患」......よ、よ、読めない! なんて読むのかな? きっと「×カン」。うん、カンは合っているハズ。が、しかし「罹」が読めない......意味は文面から察するに病に陥る事なんだろうけど。

 よし! ここはひとつ、プロデューサーに私が読めない事を悟られないよう質問して、「罹患」を読ませて読み方を覚えよう!
 ということで、私の必殺技「ソレっぽく発音」の出番です。私が思うに、多分「ラカン」とか「リュカン」とかそんな読み方のハズ。なんか漢字がソレっぽいもの。


マサル:「Oさん、Oさん。説明書のこのページなんですけど......」
O:「うん?」
マサル「この状態異常の説明文なんですけどね、この"ラ患"した場合は、という言い回しなんですが」
O:「え? 今何て言ったの?」
マサル「へ? いや、だから"リャ患"」
O:「............」
マサル:「あースンマセン。勘違いしてました。"ミャ患"」
O:「......"リカン"だよ、読み方」


 皆々様、「聞くは一時の恥、聞かぬが一生の恥」で御座います。
 何でも素直に聞いた方が良いって事です。なんでも私に聞いて下さい。

 えっ、『Operation Darkness』の面白い点ですか?
 そりゃもうなんてったって、システムですよ。私一番のお気に入りシステムは、敵の死体からアイテムを手に入れられる事。普通の敵兵士がたまに対戦車ロケットとか持っている場合があるんです。劣勢な戦況もコレで一発逆転! HAHAHA、敵兵さん達、オレにかかってきな!

 漢字が読めなくて小賢しい私ですけどね......。
 こんなブログでゴメンナサイ。いつもこんな感じなんです。
(「おさわり探偵blog」もやってますので、そちらもご覧になって下さいねー)

opd_071005.jpg

 先般ご案内差し上げた Xbox LIVE マーケットプレースでのダウンロード コンテンツ配信についてですが、10月5日現在時点での配信予定状況は、以下の通りとなっております。

■ゲーマー アイコンセット1(5枚入り)......配信中
■ゲーマー アイコンセット2(5枚入り)......配信中
■ゲーマー アイコンセット3(5枚入り)......配信中
■ゲーマー アイコンセット4(5枚入り)......配信中
■OPD Blood Packテーマ1......配信中
■OPD Blood Packテーマ2......配信中
■OPD コーデリア テーマ......配信中
■OPD その他兵士テーマ......配信中
■OPD ドイツ軍テーマ......10月10日頃に配信開始予定

 なお、各テーマの画像は上記のようになっておりますので、こちらをご参照下さい(クリックすると拡大されます)。


発売前のギモンに答えるQ&A

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 こんにちは。
 プロデュサーの「O」です。スタッフ持ち回りで書いていた原稿がぐるりと一周したので(実は書いてない人もいますが)、再び登場です。

 前回の原稿では自分の担当パートを書いてなかったので改めてここに記しますが、私の担当は基本システムのルール設計とシナリオ作成、ユニットデータや他 ゲームルールデータ類の構築でした。他にも実写ムービーの編集やスタッフロールの作成、資金管理、外部の協力会社やイラストレーターの杉浦さんとのやり取りなども行っていました。ま、いわゆる何でも屋ですね。
 で、今回ですがこのゲームに関してユーザーの皆さんから寄せられているいくつかの疑問について、Q&A方式で列記してみます。まだ発売前なので過剰なネタバレを防ぐ為に書けないところもありますが、そこはご容赦を。

 それでは以下の空白部分を選択して白黒反転のうえ、ご覧になってください(※念の為に記載すると、以下にはゲーム中の核心に触れるネタバレは記載していませんが、発売まで情報を一切入れたくないお客様はご覧にならないことをオススメします)。

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(↓ここから反転開始)
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■Q1:このゲームはマルチエンドですか?
■A1:はい。その通りです。ただしエンディングの数はヒミツです。

■Q2:エンディング分岐の条件は?
■A2:秘密です(笑)。ヒントは「捕虜はきちんと生け捕りに」ですね。

■Q3:仲間になるプレイヤーユニットの数は?
■A3:公式サイトにある人数+α+補充兵です。

■Q4:補充兵の名前は変更できる?
■A4:できません。名前変更ができるのは、エドワードのみです。

■Q5:隠しステージに行く条件は?
■A5:あるアイテムを揃えましょう。敵の死体はこまめに覗くのがポイントです。

■Q6:このゲームの実績の数は?
■A6:28個です。比較的簡単に取得できる実績ばかりになっています。目指せ1000G!!

■Q7:地雷を持って特攻できる?
■A7:可能です。但し地雷類は重いうえに設置しないと役に立たないので、戦闘速度の速いユニットに装備させましょう。

■Q8:オススメのスキル組み合わせは?
■A8:①Autocure、②Speed UP、③Defense UP、④Attack UP、⑤Armor Breakあたりが標準的なオススメの組み合わせ例です。SPの使用回数や狼男への変身持続時間を重視する場合はMS UPなどを付けてもいいかもしれません。他にもいろんな組み合わせをすることで特定の能力を突出させられるので、試してみて下さい。

■Q9:ゲーム中の装備品のウェイトは1=1kg?
■A9:1=100g換算です。基本的に実物を基準にした重さで設定されていますが、一部の装備品はゲームバランスを考慮して意図的に軽くしたり、重くし たりしています。ちなみにウェイトオーバーして総合重量値が赤文字で表示された状態だと、極端に行動順番が遅くなりますのでご注意を。

■Q10:コーデリアの戦闘服の胸の辺りについているものは?
■A10:発火制御用の装置です。コーデリアは念力発火(パイロキネシス)能力者という設定なので、その能力を制御する為のものと思ってください。

■Q11:EXステージってどこから突入するの?
■A11:終盤のあるステージの直前です。ちなみに場所は秘密です。

■Q12:Co-op(協力プレイ)は、シングルプレイで育てたキャラを使えるの?
■A12:その通りです。シングルプレイでセーブしたデータをロードして、各参加者が自分のデータ(内に保持されたユニット)を参加させて戦います。

■Q13:対戦プレイは無いの?
■A13:残念ですが、ありません。

■Q14:先手必勝しないと勝てない?
■A14:そんなことも無いですが、あまり重い装備をつけすぎて重量超過すると戦いが厳しくなるのでご注意を。装備重量の調整は計画的に。

■Q15:設置した地雷で敵が死んだ際の経験値は誰に入るの?
■A15:その地雷を設置したユニットに経験値が入ります。

■Q16:変な武器やアイテムは出ないの?
■A16:出ます。敵側にある強力兵器が出ますので、ご期待下さい。

■Q17:敵と味方の位置を素早く把握するには?
■A17:フィールド上でRB、またはLBを押すと味方ユニットの位置に自動的にカーソルがあてられます。同様にRT、LTを押すと敵ユニットの位置に自動的にカーソルがあてられます。

■Q18:エドワードって主人公なのに、地味で弱そうなんですが。
■A18:育てると結構強いので鍛えてあげてください(泣)。ちなみに狙撃銃も使用できるユニットなので重宝する筈です。

■Q19:なぜイギリス軍なのにPIAT(英軍の対戦車擲弾筒)が無いの?
■A19:本当はPIATやFG42、M3グリースガン、パンツァーシュレッケ、36型迫撃砲、対戦車用吸着地雷、火炎放射器......等々、他にも出したい武器があったんですが、一部の武器の登場は断念しました。BoysMk1とライフルグレネードは出したかったなぁ。

■Q20:blogに書いてるスタッフの愚痴多くない?
■A20:各スタッフに自由な内容でblog原稿を書かせていたうえ、原稿アップロード前の事前チェックが不十分だったため、このゲームにご期待いただい ているお客様方を不快にさせる箇所があり、大変失礼いたしました。各スタッフとも大いに反省のうえ、今後はそのような記述は控えるよう徹底させていただき ます。誠に申し訳ございませんでした。

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(↑以上、ここまで)
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 というわけで、いくつかの疑問について氷解されたでしょうか?
 次回は『OPD』広報担当こと、弊社名物広報の斎藤マサルがお届けします。

【追記】 繰り返しのうえ最期になりますが、このblogでお客様を不快にさせる記述があったことを重ねてお詫び申し上げます。今後はこのようなことのな いよう努めてまいりますので、今後とも『Operation Darkness』を宜しくお願いいたします(前回の記事については反省の意味もこめて削除せず、このままとさせていただきます)。

 先般ご案内差し上げた Xbox LIVE マーケットプレースでのダウンロード コンテンツ配信についてですが、現在マイクロソフト様にて配信準備の最終作業が進んでおります。10月3日現在時点での配信予定状況は、以下の通りとなっております。

■ゲーマー アイコンセット1(5枚入り)......10月5日頃に配信開始予定
■ゲーマー アイコンセット2(5枚入り)......10月5日頃に配信開始予定
■ゲーマー アイコンセット3(5枚入り)......10月5日頃に配信開始予定
■ゲーマー アイコンセット4(5枚入り)......10月5日頃に配信開始予定
■OPD Blood Packテーマ1......10月5日頃に配信開始予定
■OPD Blood Packテーマ2......10月5日頃に配信開始予定
■OPD コーデリア テーマ......10月5日頃に配信開始予定
■OPD その他兵士テーマ......10月5日頃に配信開始予定
■OPD ドイツ軍テーマ......10月10日頃に配信開始予定

となっております(※上記日程はあくまで予定であり、確定日時ではございません)。

正式な配信日時については、配信準備の完了および、マイクロソフト様で確認が取れ次第、『Operation Darkness』公式WEBもしくは公式プログにて告知いたしますので、ユーザーの皆様におかれましては、もうしばらくお待ちいただけますよう重ねてお 願い申し上げます。

ディレクターからの一言

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 え~と、ユーザーの皆様こんにちは。
 初代ディレクターがやめるときに代わりになった二代目ディレクター「M」です。

『Operation Darkness』(以下『OPD』)は、長~いプロジェクトでした。
『OPD』が動き出した当初、私は違うプロジェクトに関わっておりまして、横目で社運をかけた(←弊社社長の言)大きなプロジェクトが動いたんだなぉ、い やはや大変だなぁ等と人事のように思っておりました。まさか、その後に自分が関わるとはこの時には思ってもいなかったわけですが。

 私の関わっていた某プロジェクトが終わってから、しばらく後のこと。当時『OPD』の開発資金の一部をフォローをするためにと、新たな別プロジェクトを 受けた記憶があります。当時、その仕事を持ってきたのが、なんと初代『OPD』ディレクターの「N氏」でした。Nの本業はプロデューサーなんですよ(これ を読んでる方にはどうでもいいことですね)。
 でまあ、そのN氏ですが、会社で決められた有休を超過して、更に会社を堂々と休んでいた伝説のある人でして、その話を聞いたときには「うちの会社、有休前借できんの? すげー!」なんて思いましたね。
 まぁそれは置いておいて、とにかく一度組んで仕事してみたいと考えていた相手なので、私としては渡りに船、丁度よかったわけです。しかし仕事を受けたのはいいが、その後のN氏ときたら会社に来ないのなんのって......真面目な人は苦手だろうなぁ、あの手のタイプは。
 N氏は人当たりが良く、仕事を進める上で言ってほしいところをキチンと言ってくれる人だったので、文句はなかったんですけどね。私もN氏も楽天家でした し、仕事上のスタンスが似ているところもあったので、この組み合わせならプロジェクトが崩壊することは無さそうだと思ったので、その仕事を受けたわけで す。

 その矢先、事件が起きたのです。
 前述した別プロジェクトのゲームを製作する中、珍しく会社へやってきたN氏が、私を会議室に呼び出しての第一声は「×月で会社をやめます」でした。

 いやもう大爆笑でしたね。いやぁ今日は4月1日だっけか? っていうか、進行中の案件どうするのよ?あんた『OPD』もどうすんの?とも思いましたね。 そのまま心の中ではN氏をネックハンキングツリーですよ。そのままオチやがれ、みたいな。これが会社じゃなければ、トリプルジャーマンの刑ですよ、本当 に。三回目を投げっ放しにして交通量の多い道路へ......コラコラ。
 でもまぁ、それをある程度許せてしまう魅力がN氏にはあったわけで。何でしょうね、あれは詐欺師ですね。顔もそんな感じでしたし。

 それから数日後。朝から妙な胸騒ぎのする日でした。
 ちょっと打合せがあるからと所属セクションの上司に呼び出され、会議室に会議室に入ると『OPD』プロデューサーの「O」と「N氏」がいたわけですよ。それを見た瞬間、「あーなんだろ......全て理解できたわ~。もう帰っていいっすかぁ?」って感じでしたね。
 いやマジで、私にはN氏へトリプルジャーマンする権利が発生していると思うんですよ。使用するまで半永久的に有効ですよ。この権利。
 数ヶ月前、横を見ると始まっていた『OPD』。その時は人事だったわけです。横目でチラ見しながら「みんな心折れるなよぉ~。応援するぞ!死人は出すな よ」って感じで。それがまさに、開発が色々な意味で盛り上がっているときに自分へ降ってくるとは......V2ですよ。V2ロケットが直撃したような心境でした ね。

 そんなこんなで二代目ディレクター兼トラブルシューターに抜擢され、早一年半近く。兎にも角にもチーム全員が頑張った結果、完成まで至ったわけです。
 チーム員の皆さん、本当にお疲れ様でした。広報や営業、DTP、WEB担当の方々にも心から感謝しております。あとは一人でも多くのユーザーの方々に楽しんでもらい、満足して貰える事を期待してます。

 とまあ開発の内幕話が長くなりましたが、率直な個人的感想としては「どうせやるなら、プロジェクト立ち上げ時からやりたかったなぁ~」と、そんな感じです。
 と、言ってもCoverシステム修正バージョンのシステム設計(※以前のCoverシステムはもっと複雑かつ煩雑な設定手順だったので、途中で修正されています)やバランス調整なども行っていたので、但の管理作業だけをやっていたわけじゃなかったんですが。

 ちなみに、Coverシステムを多用した戦術で戦えば敵を倒しやすいのは勿論ですが、武器の使い分けやスキルセットをうまく活用すれば、単独ユニットでの攻撃でも敵を倒せるのでご安心を。
 なお、回復系アイテム(救護キット、鎮痛剤など)は部隊の生命線なので、敵の死体はマメに漁るのがオススメです。中にはレアアイテムや、EXステージ(隠しステージ)へと繋がるあるアイテムを隠し持っている敵がいる場合もあるかもしれませんよ~。


 ではでは、またどこかでユーザーの皆様が、私の関わったゲームに触れてくれることを心から願っています。
 あっ、これ買った人を対象に見せるブログじゃないんでしたっけ?
 ってことは、V2を知らない方もいるってことですね。そういう方は、是非『OPD』を買って遊んでみてくださいね。
 それでは!

対戦車戦闘での注意事項

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 はじめまして、デザイナーの「RA」と申します。

 私は開発も中盤も過ぎた頃からの参加組でした。その時点では既にキャラクターや背景オブジェクト等のデータはそろっていたのですが、使用しているポリゴン数の多さと表示できるキャラクター数に驚き、次世代機の可能性に胸を躍らせたものです。

 本作ではイベントシーンの構築作業に携わりました。特に実在したキャラクターが登場するシーンの製作では気を遣いました。世界的に有名なあの独裁者が登場するシーンでしたから。
 彼が人々からどのような印象を持たれているのか? 死ぬ間際は何歳ぐらいだったのか? 等々、名前は知っていてもわからない事も多かったので、資料として昔の記録映像を見たんですが、その凄惨な映像に気が滅入ってしまったことを思い出します。
 爆弾の爆発等を映像で表現する事はあっても、実際に身近で体験した事などありません。爆音で鼓膜が破れ、硝煙と死体の焼ける匂いが漂う中、体の芯まで響く爆音と振動に苛まれた兵士たちのことを考えると、今の時代に生まれて良かったとつくづく思います。

 一方、参考資料として他の会社が発売している戦争ゲームもいくつかプレイしてみたんですが、際限なくリアリズムを追求する次世代機向けソフトで再現され る戦争シーンのリアルさには、技術者として驚くと同時に、ちょっと恐怖を覚えてしまいました。よりリアリズムを増す事は、ゲームの進化の方向の一つだと思 いますが、10年、20年後のゲームはどうなっているのでしょう?


 ところで『Operation Darkness』では、そのような戦場の苛烈さを表現する一部分として、戦車や装甲車が登場しますが、それらの破壊力は半端じゃありません。戦車砲の砲 弾はマップの端から端まで届くため、遮蔽物に隠れながら進まないと直撃必至ですし、仮に直撃を受けなくても爆風の影響でダメージを喰らう仕様になっていま す。
 一方、戦車に肉迫すれば戦車砲の死角に入るので砲での攻撃を受けませんが、その代わりに車体前面機関銃の洗礼を浴びるか、最悪の場合は轢かれて死亡(※ 本作では戦車、装甲車に轢かれると、スキル「Autocure」を付けていても即死します)するので、気をつけましょう。
 これを倒すには対戦車ロケットを叩き込むか、破壊力の高いSP Attackを撃ち込むのが有効なんですが、そこでポイントになるのが距離と弾を当てる場所です。

 本作では弾を喰らった位置によってダメージ量が変化するため、戦車や装甲車を倒す際は、背面か側面を狙うのが有効です。正面からまともに戦ったのでは、 厚い前面装甲でダメージを軽減されてしまうので要注意。また、その際には相対距離も重要です。ポイントは「近すぎず、遠すぎず」。遠過ぎると弾が外れる可 能性もありますし、近すぎると敵戦車を破壊した際の爆発に巻き込まれてダメージを受けることもあるからです。
 
 ということで、今回は発売前ですが重要な攻略ポイントを紹介してみました。
 次回は、ディレクターの「M」が登場します。

 やっと終わった......えっ、本当に? まさか......。
 と、いうのが開発が終わったときの心境でした。

 どうも、始めまして。プログラマーの「mintz」と申します。
 私が『Operation Darkness』に持つ気持ちは、他のスタッフとはちょっと違います。何故かというと、この『Operation Darkness』が初作品だからです。
 新人プログラマーとして入社し、関わった最初の仕事がXbox 360というのは幸運だと思いながらも、
「他の皆の邪魔になったらどうしよう」という緊張で眠れなかった日々は忘れられません。

 かく言う私が担当していたのはマップエディターの制作と、プランナーから上がってきたゲーム中で使われる基本データの加工・作成でした。
 Xbox 360の実機とはちょっと離れたPC上での仕事がメインとなる部分でしたが、一番の基礎になるパートなので、他の皆がXbox 360の基礎研究をしている頃から私の仕事は始まっていました。

 で、そのマップエディターの制作ですが、気が遠くなる作業の毎日でした。今思い出すと......ふっ(←会社の屋上で富士山を眺める私)。最初の頃はウィンド ウプログラミングとミドルウェアへのリンク、Direct Xのコードとが複雑に交じり合って、誰が見ても解読出来ない暗号のようなソースを作っちゃったこともありました(TT)。
 今は自分のPCのどこかに封印してますが、これが世に出ることは多分ないと思います。いや、出しません。

 その後、ある程度プレイが出来るようになって以降、デバッグをしながらデータ修正をしている時のことを思い出しても気が遠くなります。
 その頃、プレイ中にメモリが減っていき、最終的にゲームが停止するバグが発生していたんですが、その原因調査のためにメモリマップを見た時は笑っちゃい ましたね。メモリ漏れしている箇所が軽~く一万個を超えているのを見て、思わず「見なかったことにしよう! 誰か直すでしょう」と思ったことは秘密です (笑)。
 とは言え、これを放置している訳にはいかないので「ふ~、やるしかないか」と原因追求にかかりましたが、これが約二ヶ月間に渡る長い戦いの始まりでし た。プレイ中に停止する箇所のソースコードと睨み合いをしながら原因を追求し、修正場所を各担当者に通知→次の箇所をまた調べるの繰り返しで、ひたすら地 味な作業の繰り返しです。
 そして、地味だけど避けられないこの日々の末、遂にメモリ漏れが無くなり、ある日安定しているのを見た瞬間はニヤリ!と笑いました。
 本当に良かったですね。あの時、私の顔を誰にも見られなくて。

 ちなみにデバッグ作業中はDolby Digital 5.1ch対応のヘッドフォンが無かったため、音無しの状態でずっとプレイしていたんですが、マスターVer提出後、初めてスピーカーを繋げてプレイした 瞬間は感動! 感動! でした。ナレーションに始まり、コーデリアの声やBGM等々......素敵でしたね。それまでキャストの声もまったく聞いてなかったの で、ガラントの声にも驚きました。え、これってまさかあの『メタルギア・ソリッド』の人だよね、と。


 とまあ、色々と大変なこともありましたが、初めて関わった作品ということで、発売日には3枚購入するつもりです。プレイ用、保存用、プレゼント用にね!  Xbox360用に発売される日本製のゲームが少ない中で『Operation Darkness』は後悔しない選択になると思いますので、プレイヤーの皆さんは是非一度プレイしてみてください。

 それでは、また次のゲームで皆さんに会いに行きますので、お元気で~!

2008年2月

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