ディレクターからの一言

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 え~と、ユーザーの皆様こんにちは。
 初代ディレクターがやめるときに代わりになった二代目ディレクター「M」です。

『Operation Darkness』(以下『OPD』)は、長~いプロジェクトでした。
『OPD』が動き出した当初、私は違うプロジェクトに関わっておりまして、横目で社運をかけた(←弊社社長の言)大きなプロジェクトが動いたんだなぉ、い やはや大変だなぁ等と人事のように思っておりました。まさか、その後に自分が関わるとはこの時には思ってもいなかったわけですが。

 私の関わっていた某プロジェクトが終わってから、しばらく後のこと。当時『OPD』の開発資金の一部をフォローをするためにと、新たな別プロジェクトを 受けた記憶があります。当時、その仕事を持ってきたのが、なんと初代『OPD』ディレクターの「N氏」でした。Nの本業はプロデューサーなんですよ(これ を読んでる方にはどうでもいいことですね)。
 でまあ、そのN氏ですが、会社で決められた有休を超過して、更に会社を堂々と休んでいた伝説のある人でして、その話を聞いたときには「うちの会社、有休前借できんの? すげー!」なんて思いましたね。
 まぁそれは置いておいて、とにかく一度組んで仕事してみたいと考えていた相手なので、私としては渡りに船、丁度よかったわけです。しかし仕事を受けたのはいいが、その後のN氏ときたら会社に来ないのなんのって......真面目な人は苦手だろうなぁ、あの手のタイプは。
 N氏は人当たりが良く、仕事を進める上で言ってほしいところをキチンと言ってくれる人だったので、文句はなかったんですけどね。私もN氏も楽天家でした し、仕事上のスタンスが似ているところもあったので、この組み合わせならプロジェクトが崩壊することは無さそうだと思ったので、その仕事を受けたわけで す。

 その矢先、事件が起きたのです。
 前述した別プロジェクトのゲームを製作する中、珍しく会社へやってきたN氏が、私を会議室に呼び出しての第一声は「×月で会社をやめます」でした。

 いやもう大爆笑でしたね。いやぁ今日は4月1日だっけか? っていうか、進行中の案件どうするのよ?あんた『OPD』もどうすんの?とも思いましたね。 そのまま心の中ではN氏をネックハンキングツリーですよ。そのままオチやがれ、みたいな。これが会社じゃなければ、トリプルジャーマンの刑ですよ、本当 に。三回目を投げっ放しにして交通量の多い道路へ......コラコラ。
 でもまぁ、それをある程度許せてしまう魅力がN氏にはあったわけで。何でしょうね、あれは詐欺師ですね。顔もそんな感じでしたし。

 それから数日後。朝から妙な胸騒ぎのする日でした。
 ちょっと打合せがあるからと所属セクションの上司に呼び出され、会議室に会議室に入ると『OPD』プロデューサーの「O」と「N氏」がいたわけですよ。それを見た瞬間、「あーなんだろ......全て理解できたわ~。もう帰っていいっすかぁ?」って感じでしたね。
 いやマジで、私にはN氏へトリプルジャーマンする権利が発生していると思うんですよ。使用するまで半永久的に有効ですよ。この権利。
 数ヶ月前、横を見ると始まっていた『OPD』。その時は人事だったわけです。横目でチラ見しながら「みんな心折れるなよぉ~。応援するぞ!死人は出すな よ」って感じで。それがまさに、開発が色々な意味で盛り上がっているときに自分へ降ってくるとは......V2ですよ。V2ロケットが直撃したような心境でした ね。

 そんなこんなで二代目ディレクター兼トラブルシューターに抜擢され、早一年半近く。兎にも角にもチーム全員が頑張った結果、完成まで至ったわけです。
 チーム員の皆さん、本当にお疲れ様でした。広報や営業、DTP、WEB担当の方々にも心から感謝しております。あとは一人でも多くのユーザーの方々に楽しんでもらい、満足して貰える事を期待してます。

 とまあ開発の内幕話が長くなりましたが、率直な個人的感想としては「どうせやるなら、プロジェクト立ち上げ時からやりたかったなぁ~」と、そんな感じです。
 と、言ってもCoverシステム修正バージョンのシステム設計(※以前のCoverシステムはもっと複雑かつ煩雑な設定手順だったので、途中で修正されています)やバランス調整なども行っていたので、但の管理作業だけをやっていたわけじゃなかったんですが。

 ちなみに、Coverシステムを多用した戦術で戦えば敵を倒しやすいのは勿論ですが、武器の使い分けやスキルセットをうまく活用すれば、単独ユニットでの攻撃でも敵を倒せるのでご安心を。
 なお、回復系アイテム(救護キット、鎮痛剤など)は部隊の生命線なので、敵の死体はマメに漁るのがオススメです。中にはレアアイテムや、EXステージ(隠しステージ)へと繋がるあるアイテムを隠し持っている敵がいる場合もあるかもしれませんよ~。


 ではでは、またどこかでユーザーの皆様が、私の関わったゲームに触れてくれることを心から願っています。
 あっ、これ買った人を対象に見せるブログじゃないんでしたっけ?
 ってことは、V2を知らない方もいるってことですね。そういう方は、是非『OPD』を買って遊んでみてくださいね。
 それでは!

2008年2月

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このページは、KKが2007年10月 3日 00:00に書いたブログ記事です。

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