MSNF重箱の隅・その13

|
 ブログ担当です。第十三回目をお送りします。

 この「MSNF重箱の隅」では、『メタルサーガ・ニューフロンティア(以下、MSNF)』の設定面に関する質問に企画担当がお答えしていきます。
 いただく質問の中には設定以外に関する事柄(ゲームシステム、攻略情報、実装予定、権利関係、etc)もあるのですが、それらにはお答えできません。ご了承下さい。

※これらの設定は全て『MSNF』におけるものです。

 バックナンバーはカテゴリ「重箱の隅」をクリックして参照してください。

----
Q69:性別不明と思われるNPCの性別は、結局明かされないままなのでしょうか。
A69:確かに何名かそのようなキャラクターがいますが、このように考えてはいかがでしょうか。

「自分が男だと思えば男、女だと思えば女である」

 想像力を働かせるというのは、ことのほか楽しいものです。
 何も外見から性別が判断できるキャラクターに限ったことではありません。このゲームに登場するあらゆるもの(キャラクター、アイテム、モンスター、etc)に対して、そのように考えてみるのも一興かと思われます。

 また生物学的な性別だけではなく、いわゆるジェンダーと呼ばれるものについては、話が長くなりますので割愛させていただきます。何卒ご了承ください。

Q70:新たに追加された『天候制御研究所』『超未来発電所』と、登場する賞金首の設定を教えてください。
A70:企画担当のメモを下記にご紹介します。

▼天候制御研究所と天候制御システム
「天候を自由に操れたら? 環境問題もバッチリ解決! 経済にも好影響! 晴れも雨もリモコン次第!」

『天候制御研究所』は、「地球環境問題の解決を目的とした国際的プロジェクト」の一環として、大破壊前に各国家が合同で設立したものである。
「流体エネルギーによる広域天候制御機構の開発」というテーマを掲げたチームが研究開発にあたった。

 これによって生み出されたのが『天候制御システム』であり、結果から言えば局地的に天候をある程度コントロールする所まで可能になった。
 流体エネルギー......そもそも流体とは液体・気体・プラズマであり、大気等への干渉とその際に発生するエネルギーを何らかの方法で制御し、天候の変化に利用するという概念なのだと思われるが、詳細は『大破壊』で失われている。

 大破壊前・驚異の科学力である。

 しかし現在は中枢たる『天候制御システム』が暴走状態にあり、カベノウエ地方を絶賛寒冷地化している有様である。
 暴走の原因については諸説あるが、有力なのは「大破壊の際に発生したコンピュータの反乱」「研究チームによるミス」の二つ。
 暴走範囲がカベノウエ地方に限定されているのは、たまたまその範囲が干渉限界だったのではないか、と言われている。

 現在の技術では解析不能のため、これらが明らかになる事はないだろう。

 ちなみに「地球環境問題の解決を目的とした国際的プロジェクト」の別チームには『スーパーコンピュータによる地球環境問題解決シミュレーション』があったとか、無かったとか。

----
※企画担当より補足:
 ちなみに気象制御は現実世界でも行われており、『環境改変兵器禁止条約(環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約)』なんてのもあったりします。
 興味がある方は調べてみてください。
----

▼超未来発電所
「超未来発電所へようこそ! スーパークリーン&ハイパワーを両立した新技術で、エネルギー問題を一挙解決! 全世界に美しい夜を!」

『超未来発電所』は、『天候制御研究所』と同じく「地球環境問題の解決を目的とした国際的プロジェクト」の一環として、大破壊前に各国家が合同で設立したものである。
「完全無公害・完全再生可能な代替エネルギーの開発」というテーマを掲げたチームが研究開発にあたった。

 研究開発がどの程度進んでいたかは『大破壊』による資料の散逸により不明。

▼節電BEM
 ある日の『超未来発電所』。
 突如として「発電炉の発電量は理論値を指し示したままで、エネルギー出力が低下する」というトラブルが発生した。
 即座に調査が行われたが、システム・機器ともに問題は発見できず。

 原因不明のまま出力は時間の経過と共に低下し続け、関係者一同がプロジェクト失敗を覚悟したその時だった。
 ――発電炉に取りついた「あれ」が発見されたのは。

 後に『節電BEM』と呼ばれるその存在(以降、便宜上『節電BEM』と表記)は、発電炉から出力されるエネルギーを吸収し成長していたのだ。
『節電BEM』が一体何者で、何処から紛れ込んだのか。それは誰にも分からなかった。

 研究開発チームは即座に発電炉の停止を試みたが、それはできなかった。
 既に発電炉に繋がるネットワークは『節電BEM』の影響下にあり、通信ケーブルの電流すら吸収されていたのだ。
(セキュリティ上、無線は搭載されていなかった)

 発電施設としての能力をほぼ失い、『超未来発電所』は沈黙した。

「ヤツは自然現象だ。文明の天敵だ。我々がこんな静かな朝を迎えたのは、いつぶりのことだ? この世界はきっと、休息を欲しているんだ」
 ――ある日の朝、とある作業員。

 上層部は『節電BEM』の討伐と、その際に発生しうる発電炉の損壊を容認することを決断したが、既存のあらゆる兵器は効果を発揮しなかった。
『節電BEM』は、物理的な衝撃をもエネルギーとして吸収してしまうのだ。

 絶望的と思われた中、研究開発チームの一人が立ち上がる。
 彼は密かに『超未来発電所』のテクノロジーを応用した武器を開発していたのだった。

「ヤツがエネルギーを吸収するというのであれば、吸収しきれないエネルギーを与えて飽和させる。それが出来る可能性があるのは、我々が開発したエネルギーだけだ!」
 かくして彼は、他部署から拝借してきたパワードスーツに身を包み、自らが開発した武器を携え、『節電BEM』に戦いを挑んだ。

「うぉおン! 俺はまるで、戦う人間発電所だ!!」
 その結末は、誰も知らない。

----
※企画担当より補足:
 この設定だと『節電BEM』は倒せないような気がするんですが、件の研究者との戦いでエネルギー吸収能力に深刻なダメージが残っていたり、何らかの原因で既に発電炉は停止しているたり、発電量自体が大幅に低下していたりでで弱体化してるとか、たぶんそういう事なんだと思います。
----

Q71:登場戦車の名前の由来を教えてください。(実在のクルマの名称そのままのは除く)
A71:ざっくり説明になりますが、下記を参照して下さい。非常に多く、また諸事情からハッキリ書かない部分もありますが、ご了承下さい。
 興味があったら深く調べていただくのも良いかと思います。

  • スージー: モデルになった車両の愛称から。
  • テクニカル: ピックアップトラックを戦闘用に改造した物の呼称。
  • NOME-8: 逆から読んだりローマ字で考えたり、数字は読み方を変えてみたりしてください。
  • はしご車: 見たまんま。
  • バトルワゴン: モデルになった車両の模型から。
  • デマーグ: モデルになった車両の模型から。
  • アイアンポット: 「鉄瓶」。見た目のイメージ。
  • バルバロッサ: 「バルバロッサ作戦」から
  • ヴォロシロフ: 設計者の関係者の名前から。
  • BT-200S: 「Bullet Train(新幹線)」「200 Series(200系)」。

  • バギー: モデルとなった車両はありません。まあ、バギーなので。
  • バルカン: モデルになった車両の模型から。
  • ロジーナ: モデルになった車両の愛称だったか、その車体に書かれたスローガンだったか、両方だったか......。
  • ポリタンク: まんまですね。
  • ミニビートラ: 小さいニュービートラ。
  • ビッグキャリー: 「でかい」「運ぶ」。
  • MWS: 「Multi Work Station」。
  • ウラル: モデルになった車両の愛称から。
  • マイクロバス: まんまですね。
  • 大忍馬: 忍者が乗る大きい馬。もしくは大きい忍者用の馬。

  • カラシン: モデルになった『ピラーニャ』→ピラニア→ピラニアはカラシン目セルサラムス科セルサラムス亜科に属する→「カラシン」。
  • テクニカルAA: 「Anti Air」。
  • 対空はしご車: まんまですね。
  • TYPE-X10: 「TYPE-10(10式)」の「X(試作型とかに良く使われたりする)」というイメージ。
  • T.Y.B: 「That Yellow Bastard」。
  • 超忍馬: 大忍馬を超えた大忍馬。
  • NTM-09-HZSTTC: 何か命名規則を作ったような覚えはありますが、忘れました。最後の文字列は「半蔵ターボカスタム」から文字を適当に拾いました。
  • NTH-Q58-SK: 同上。最後の文字列は「佐助」。
  • B-NTH-SZ: 同上。最後の文字列は「才蔵」。
  • NTM-09-SD: 同上。最後の文字列は「三太夫」。
  • NTM-09-DZ: 同上。最後の文字列は「段蔵」。

  • レオパルトTF: 「Twin-Fang」。主砲2本。
  • LE-189S: 「Limited Express 189 Series」
  • AC-DC/DSEL-81S: 「AC-DC/Diesel(交流直流両用およびディーゼル)」「81 Series」モデルになった車両にディーゼルは無いですが、自走もできるように、ってことで......とかだったような。
  • AC-DC/DSEL-510S: 同上、「510 Series」。
  • TYPE-WS: 「White Shell」
  • ダイセイコー: 弊社タイトル『超演出ロボットゲーム「超!合体ロボ!!ダイセイコー」』より。
  • 快速カラシン: 快速なカラシン。
  • 鬼戦車: 鬼の乗る戦車。略して鬼戦車。モデルになった車両が登場する映画のタイトルともかけています。
  • ウラジーミル: モデルになった車両の愛称から。

  • TYPE-74EX: 「74式戦車・特別仕様」
  • ブラックアイ: モデルになった車両の愛称から。
  • TYPE-90EX: 「90式戦車・特別仕様」
  • サンダーボルト: モデルになった車両の愛称から。
  • Superポット: スーパーなアイアンポット。
  • デストロイポット: デストロイなアイアンポット。
  • スヴェルドロフ: モデルになった車両が作られたと言われる工場があった地名から。
  • ズヴェロボーイ: モデルになった車両の愛称から。
  • パンツァー: 忘れました。
  • ラング: モデルになった車両の愛称から。

  • クロームマンモス: 「chromium(クローム)」のマンモス。
  • 10-MAS: 「10」は「とお(トー)」と読みます。あとはお任せします。
  • ウォーボックス: 「戦う箱」。形状からのからの連想。
  • ウィザード: 「魔法使い」。「シャーマン(祈祷師)」からの連想。
  • グロースデマーグ: 「Growth(成長した)」デマーグ。
  • バルカンバギー: 副砲が増えたので。
  • ヴリトラ: インド神話の蛇(竜、魔族、神)
  • カボチャリオット: カボチャ+チャリオット(戦車)
  • パンプキン: まんまですね。
  • ゴリアテウオ: 旧約聖書の巨人兵士(のように大きい)

  • モスキート: これは自分がネーミングしたわけではないので、分かりません。
  • ルルベル: モデルになった車両が登場する映画での、劇中での呼称から。
  • パンケーキ: モデルになった車両の愛称から。
  • ネビル: 『メタルサーガ 砂塵の鎖』に登場した巨大戦車型賞金首「マルドゥック」の零号車という設定→バビロニア神話の主神「マルドゥク」が持つ50の名前のうち、最後の名前である「ネビル」。木星という意味も。「マルドゥック」の前に作られたのに50番目の名前というのは、まあ、ご愛敬。
  • フラップジャック: モデルになった車両の愛称から。
  • ヴァリヤーグ: ロシア語で「ヴァイキング」の意味。元になった車両の出自がスウェーデン→スウェーデンで、何か強そうな名前→バイキング→ちょっとヒネって格好良さげな雰囲気にしよう
  • バトルコンボイ: 戦う大型トラック。ちなみに「コンボイ」は大型トラックという意味ではありません。
  • ミサイルボックス: ミサイルの箱。
  • 防衛バス: 防衛するバス。
  • 忍馬武者: 武者と忍馬。武者忍馬? 忍馬武者?

  • G.ティーガーII: 金のティーガーII。
  • G.タイガーbis: 金のタイガーの改良型。
  • Superカラシン: すごいカラシン。
  • Sダイセイコー: スーパーなダイセイコー。
  • Hダイセイコー: ハイパーなダイセイコー。
  • バトルカート: 戦う荷車。
  • ジュガシヴィリ: モデルになった車両の愛称となった人名から。
  • スーパーカー: スーパーカーだから。

 こんなにあったのかよ!

----

 以上となります。

 設定やゲーム内のネタ等で触れて欲しいようなことがありましたら、Twitterの「ごろカルテット(http://twitter.com/metalsaga_mapp)」宛にお寄せください。(その方が早いようです)
 その際は、ダイレクトメッセージにてお願いします。

 それでは。

このブログ記事について

このページは、メタルサーガ運営チームが2013年11月13日 14:30に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「メタルショップ・感謝セールの期間について」です。

次のブログ記事は「11/20(水)の更新予定」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。