それでは最後に

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たらたらとテキトーに更新してきましたが、今回で終わりにします。


箱庭生活ひつじ村DSの開発が終了して、1年半が経ちます。

この間に、新しいプロジェクトがスタートしています。
この作品が世に出たら、多くの人は驚くことでしょう。
でも、ああ、そうなのか。あれはそうなったのか。
と納得する事でしょう。

まだまだDSいじりが続きそうです。


ゲームを作る仕事を始めて15年が経ちました。
この仕事をしていた事で、たくさん良い事がありました。
いろいろな事に関心を持ち、好きな事、楽しい事をたくさん知ることで、豊かな気分になる。

 

自分の家も、「開拓時代の家は、丸太が何本必要だろうか?」という疑問から始まり、
図書館で家に関しての本を読んで妄想→土地探し、家の設計へと進んでいきました。

 

この題材でゲームを作ったのも、これに触れた人に自分が得た感動の一片でも伝わるのではないかと考えたからです。
そして、その人に、何か良い影響があれば、すごいな、と思います。

 

それでは皆さん、良い人生を。

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夏に入った頃

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今年は、屋根にツタを這わせて涼しくする...
そんなつもりで甲子園のナツヅタを買ったのに、
とうとう草に覆われて見えなくなりました。

どうも、植物を育てる能力が皆無らしい。
庭も草ボーボーで、庭いじりをするエネルギーはないらしい。

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※このネコは野良猫です。


近所には、わりと有名な守谷海岸があります。
どうも砂が白くて水が綺麗なのがうりだそうです。
休みの日にちょろっと海を見に行くと、気分が癒されるのでいいですね。

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このあたりはリアス式海岸なので、風景に変化があっていいです。

ETC割引が始まった頃、アクアラインと南房総の海際の道は混雑しました。
今はどうでしょうか。

 


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今年は魚が釣れないので、刺身料理以外が多くなりました。

これは長野の伝統料理の、薄焼き。
にらせんべいとも言います。
ニラと卵と味噌を、小麦粉で混ぜて、薄く焼く物です。
チヂミに似ているけど、味は違うようです。

長野の料理を作ったことを、長野の人に送ったところ、海へ行ってきたとアサリの写真が送られてきました。

初夏 風呂の整備

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永住する時に、井戸を掘って水が出るようにしよう。
と思っていたんだけど、風呂に入れるようにしたい。
裏庭で露天風呂やってみたい。

そんな事を妄想しながら、いろいろ考え、下の風呂桶を買いました。
やっぱ木だろう。

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このために、200リットルの樽を買い、雨水タンクとして設置しました。
これからこんな事をする人が、いるわけないと思いますが、いたらアドバイス。

・水が腐るので、毎週抜いた方が良いです。
・週の初めに貯まると、週末までにはボウフラがわきます。
・水に樽の匂いがつきます。
→普通のタンクにした方がいいです。
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温水器も設置

ネットで見たとおりに温水器も作ってみた。
ポンプで水を送り、午後2時ごろにおとすと、(家の中の風呂桶にホースで流す)けっこうな温度になる。
初夏で40度になったので、夏だと入れないくらいになるはず。

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※風呂桶一杯分の水しかないため、高温になりすぎて(水でうめる事が出来ない)入れなくなった日もありました。
 翌日、まだ暖かかったので、木の風呂桶の保温力はすごいと思いました。

 


風呂小屋を建てる

いつまでも家の中に風呂桶があると邪魔なので、裏庭にミニログハウスを建てました。
ホームセンターで買った14万円のキットです。
基礎ブロックだけはやってもらい、組み立ては自分(と会社の人)でやりました。

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屋根をつけるあたりまではかなり簡単です。
ところが、マニュアルが英語なため、絵を見ながらテキトーに組んで済ます。

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そして塗装したところ。
この後、排水が出来るようにいろいろ小さな工事をして、なんとか入れるようになりました。
窓が開かないため、夏は暑いです。

 

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現在、マジックテープではりつける網戸がついています。
そのうち、壁に穴を開けて、開けられる窓をつけます。

春 花がきれいだった

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南房総は、春が一番いい季節だと思う。
アパートから家までバイクで行き来していたんだけど、毎週花や緑の変化が起きて、面白かった。

桜の満開の日、小湊鉄道の里見駅を通ったところ、
桜の花びらが散る中、菜の花も満開。錆びた線路とひなびた駅、古い車両がものすごく綺麗でびっくり。
これは撮らないと...と懐をさぐると、携帯電話が無い!つまりカメラも無い。
こんなの忘れるなんて年に1回ぐらいしかないのに、よりによってこのタイミングを逃すなんて。

この後、1週間後にいくと、すでにいろいろ散っていて残念な風景になっていた。
涙目になりながら1年後を待つ。


この写真は、隣のいたぶ駅です。

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レンゲソウが綺麗ですね。

 

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春になると、長めの休みをとれた人が遊びに来る。
で、簡単な物に限るけど、海の幸を色々料理してふるまう。
今年はアジが釣れず、スーパーで買ってます。


アジのなめろうに届いていない物
定番。
これは刺身を買って作ったので、すごい楽だった。

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サンガ焼きみたいな物
まとまりの悪いハンバーグのような物。
新鮮なら、匂いがすごくいいです。

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カツオの漬け丼
ねっとりして美味いものです。
スーパーの干からびた叩きしか食べた事がなかったので、カツオの美味さに驚いた。

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箱庭生活ひつじ村DSのグッドプライス版発売、の前に何回か書こうと思っていたまま、すっかり忘れていました。
ここ半年ぐらいにやった事をちょろちょろ書いてみます。


冬の間 パン作りにはまる


本屋で立ち読みしていると、なかなかステキな本が!
パン・ド・カンパーニュ。
ゲーム中に田舎パンというのが登場しているけど、これです。
こういう、わりと原始的な位置にある物はいいですね。

さっそく道具を買いました。1万円以上浪費。

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パンと言うと、生地をぱんぱん打ち付けるようだけど、これは混ぜるだけ。
しかも、水が多くて柔らかいので、手で持ち上げる事が出来ない!
こね台の上で、両手でヘラを使って混ぜていきます。

 

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そして、この型。
籐でできています。多分。
この渦巻きが、パンの渦巻き筋になります。


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型抜きすると、もう自分の重みで平たくなっていきます。
十字の切込みを入れるのに、カミソリを使わないと切れません。

 

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そして焼く。
ちゃんとしたオーブンがないので、ダッチオーブン+ストーブのおきで挑戦。
つまり、これは冬しか出来ない道楽です。


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大完成
どうですこの見た目。完璧でしょ。
こうなるまでに3回失敗しています。
そして、この後、このレベルの見た目には、とうとうなりませんでした。

味は、そこそこって感じです。
もちろん、焼きたての風味はいいけど、これは焼きたてを食べるものじゃないので。
焼いたハムとか、野性味のあるものと一緒に食べると引き立ちます。


リュスティックもやってみる
こんどは、丸いバゲットに挑戦。
生地はさらにゆるく、こんな風に布で壁を作らないと平べったくなっていきます。

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完成!
これはバゲットの皮の美味さは全然出なかった。
ダッチオーブンだと温度調節が難しいので、書いてある温度が出せません。そもそも計っていないし。
でも、中は柔らかくて甘味があって、菓子パンみたい。
ライ麦が多いと、焼いている時にすごく良い香りがして、すばらしい。

出来たてを、全部オカズなしで食べきってしまううまさ。

 

その他
ストーブの火が消えるころになってから、サツマイモを入れておくと、すばらしい焼き芋が出来ることに気がつく。

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家の中は何にも匂わないけど、煙突から出た焼き芋の甘い匂いが、家の外にじゅうまん。
俺の家は焼き芋屋かよ!というくらい。
外に出て初めて気がつく。

 

 

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ねっとりとして良い感じになりました。

資料本の紹介

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大草原の小さな暮らし―LITTLE HOUSE

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アメリカ開拓時代の生活を紹介した本です。
カラー写真が豊富で、特に道具類がたくさん載っているのがツボ。

この本を見ると、道具って格好いいなあと感じるはず。

この時代というか、世界中の農村風景に共通している事は、手づくり感だと思う。
鉄の道具も、機械ではなくて、人間の手の力の範囲で作られる。
だから、まっすぐな線はほとんどなく、丸っこくて愛嬌がある。
使い続けて出来た、錆やへこみに味があると思う。

最近、自分の生活でも、道具は本物を使いたいと思ってて、
包丁や鍋、ガラスジャーやお釜も、「一生モノ」にしたくて、いいものを探します。

家にある物が、すべて思い入れのある物。
これは豊かな生活、人生だと思う。

現在、家にある物はかなりの割合で気に入った物になっているけど、
電気製品はいいのが無いのであんまり家に置きたくない。

薪小屋ほぼ完成

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週末は雨が続きそうなので、ちょっともったいないけど4連休に。
このスキに屋根を全部張れば、家の拡張はひと段落だ。

 

垂木にけがきをする
屋根は、面倒なのでホームセンターで買った板を横に重ねて貼ることにした。
本当なら、木の繊維にそった方向に雨が流れるようにした方がいいと思う。
でも、数年持てばいいのでこれで。

板を貼るために、目印をつけておく。DSC00220.JPG

 

どんどん貼る
板を目印にあわせて置き、ドリルドライバーで穴を開けてネジをうつ。
この日は雨が降ったりやんだりで、やんでいるうちに板を貼る。
雨が降ってくると家に避難し、寝転んで休息。
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翌日、全部張り終える
雨のせいで木が柔らかくなってやりやすい。
次は、板のつなぎ目に小さな板を貼り、雨が漏らないようにする。
これはまた来週。
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木が足りなくなり、一部残したままになる。

 

来週までは雨が降らないようなので、このままで大丈夫そう。
とりあえず、家のまわりに積んでおいた薪を収納してみる。

家の中の薪も出して、すっきり。

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後は、放置してある丸太を全部持ってきて、ここに積めばok。
数年分の燃料になるでしょう。
堅くていい木ばっかりなので、火持ちもよさそう。

薪小屋の途中経過

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そろそろ夏の暑さもおさまり、色々な作業が出来そうな感じになってきた。
今、最も燃えなければならないのは薪小屋作り。
すでに業者の仕事は終わり、本体は完成しました。

これから自分で塗装し、屋根板を買ってきて張らなければいけない。
しかし、計算してみたところ板が100枚近く必要な事が分かり、萎える。

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仕方なく塗装
すでに黒いカビがぽつぽつ出てきた柱があるので、塗装しないといかん。
曇りの日に、家を塗った塗料で一気に塗装にかかる。

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表面がざらざらした木は、塗料がどんどん吸い込まれるので困る!
家全体がもう一回塗れる分量があったのに、小屋の柱だけで終わっちゃうことに。

 

食い物に逃げる
この連休は、各地で秋のお祭りが開催されています。
当然、見にも行かないわけですが、いろいろドミノ倒しのようにおすそ分けがまわってきます。
サザエとイセエビ。


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また、隣からはナスとピーマンとオクラとキャベツ。
おかずがナスばっかり5連発の様子は、またそのうちにここで書きましょう。

 


塗装終了
丸二日かかり、塗装は終了。
小屋は、枠と屋根だけで、薪を積んで壁とします。
ヘタに壁を張ると、突風が来た時に小屋が飛んでしまうため。
だから、基礎はけっこう深くコンクリートを埋めています。
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屋根板入手
会社の人が来てくれ、軽トラで屋根用板を運んでもらった。
すごーくありがたかったので、魚以外にも何か食材を買おうと思ったら、
現金が無く、立て替えてもらう事に。
来た人は何の得もありませんでした。

資料本の紹介

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英国式田舎のつくり方 (タツミムック) (大型本)

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ゲームを作るにあたって、資料はたくさん必要になります。
この本は8年くらい前、田舎暮らしという物は何なのかを知るために買ったものです。
ひつじ村を作るために買った一番初めの本、というよりも、この本からひつじ村になったという感じです。

ぐっときた項目をあげると、

実のなる生垣
背の低い木を根本で折り曲げて斜めに立て、柵のように立てた棒に縛っていく。
こうすると、根本から隙間のない生垣ができる。
生きている木なので、葉っぱがつくし、木の実もつく。
動物の餌になるし、安息所にもなるというもの。


家畜のローテーションによる、牧草の利用
家畜によって、好む草の長さが違う。
馬→牛→羊→ガチョウの順番で放牧すると、一つの牧草地で順々に草を食べさせられるというもの。

この2つの要素は、ゲーム中では再現していません。


この本とゲームを見比べれば、ゲームに再現できた事、出来なかった事がよく分かると思います。
PS2版では出来なかった事が、ひつじ村DSでは結構できています。
インディアンランナーというアヒルを知ったのも、この本です。

この本を読んで感じたのは、「近代的集約農業」よりも、「粗放的、手づくり農業」の方がいいな、という事です。
もちろん、近代的な集約農業は必要だけど、それはプロがやればいいと思います。
現在はなかなか手に入らない本だけど、もし手に入れば、きっと宝物になると思います。

夏休み

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夏休みの前半は、家でのんびりしようと画策。
今回の滞在は過去最長の5日間。
途中で飽きるかと思ったら、そうでもなかった。


池作りに挑戦
庭に池を作ろうと考えたが、けっこう難しそうだし、お金もかかりそう。

1)穴を掘って防水シートを敷き、土で埋めて作る。
2)コンクリートで固めて作る。
というのが一般的ではないかと思うんだけど、なかなか手が出せなかった。

後で嫌になったりした時、直したくなる事を考え、巨大植木鉢を埋める方法を試してみた。
これは、植木鉢の穴をコンクリートでふさぎ、それを埋めるだけ。
水を入れて、コンクリートのあく抜きをすれば、とりあえず使える。
今回はここまで。

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草ボーボーの裏庭を...

 

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片付けて草を刈る。

 

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穴を掘って植木鉢をはめ込む。

何をやろうとしているかと言うと...
常夜灯で虫を集め、それを池に落っことし、エビのエサにする。
生ゴミをミミズに食わせて肥料化する箱を、池の近くに置き、ミミズが落ちるようにする。
これで、カメがエビとミミズを食べて暮らせるようにしたい。 
植木鉢一つ一つに役割を持たせ、組み合わせて楽しもうと考えている。


エビを取ってみる
池に入れるエビや小魚を、近所にとりに行ってみた。
水田が多いので、水路に罠を仕掛けてみる。

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こんな場所がいっぱいあるので、楽しい。

 

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夜にしかけて朝に行くと、ザリガニばっか。
これでタコが釣れるかも...と思ったが、その場で逃がした。
ちょっとエビが少ないので、エサをもっとうまい物にしないとだめかも。
煮干では匂いが足りない模様。

来週はサンマの頭でやってみようかと思う。


薪小屋の穴が...
そして、庭に薪小屋の基礎コンクリートが埋められていた。
もう後戻りできないぞ!
雨の後、荒れた地面にクローバーの種をまいておいたので、また緑色に戻るはず。

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2009年9月

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