その「指輪」をはめた者が、君となる…

リングオブサイアス

SuperLite1500シリーズ
リングオブサイアス
  • 2000年7月19日発売
  • プレイステーションソフト
  • メモリーカード対応
    (1ブロック使用)
  • 1,500円(税込価格 1,575円)
  • サウンドノベル
  • 1人用


概要
  「リングオブサイアス」は、主人公の言動だけではなく、ストーリーそのものを演出できるという新しい選択肢のあり方「ディレクションノベル」を採用したサウンドノベルです。
  本作は「ワードナーの逆襲」などの著作を持つ手塚一郎氏によるシナリオ、スペインロケで撮影・収集した実写取り込みによる美麗なグラフィック、クライズラー&カンパニーによるサウンドで、中世ヨーロッパ的ファンタジーの世界観を印象的に表現し、プレイヤーの視覚・聴覚を引きつける内容となっています。

 


「リングオブサイアス」序章

  森を徘徊する一体のモンスター。
  ふと覗いた森の泉に映った自分の姿を見て、自分がモンスターであることと、自分の記憶が失われていることに気付く。
  肩には矢が刺さり、毒は既に体内を冒し、死期が近いことを悟る。


  自分の指にはめられた、光り輝く一つの指輪。
  その光と同調するかのように、自分が追手から逃避の旅を続けていたことなど、記憶が微かに蘇る。
  過去を思い起こそうとするモンスターの前に、明らかに自分への敵意を持った別のモンスターが出現する。
  本能の赴くまま、その場を逃げ出したモンスターだが、安堵を覚える間もなく、肩に刺さった矢の毒により絶命してしまう。


  一方、息の絶えたモンスターを探し出すことができなかった追手のモンスターたちは、主人である魔女の住処へと引き上げていく。
  魔女は指輪を取り返せないまま戻ってきたモンスターたちを見て怒り狂う。
  指輪の恐るべき神秘の力を知らない部下たちに、魔女はその力を説く。指輪が強靱な肉体を手にした時、彼らの企む世界征服という大きな野望に対し、どのような影響を及ぼすのか、を。


  不思議な力と意志を持った一つの指輪。
  この指輪を手にした人々に起こる衝撃や悲哀。
  そして、隠された指輪の秘密を追って、魔女と主人公との戦いの物語が展開する。


「リングオブサイアス」登場人物
サイアス
  「リングオブサイアス」の主人公。神聖都市ジュールの第二王子であったが、魔女ベアトリスによって都市は壊滅し、自身も指輪に封じ込められる。記憶を失いながらもモンスターの体を使って魔女の城から逃亡し、魔女の打倒を目指す。
ラディア ベアトリス
  サイアスの恋人。美しい女性でありながら、剣の達人。サイアスとともに魔女ベアトリスに挑むも、魔女の罠にはまり囚われの身となる。
  《闇のしずく》通りの住人として研究をしていたが、暗黒面に魅せられ魔女となり、闇から作り出した四天王を従えて世界征服を企んでいる。
四天王
  “囁き”“唸り”“叫び”“呟き”の四体の魔物から構成されている魔女の親衛隊。人間に近い容姿だが、それぞれ特殊な力を持つ。
“囁き” “唸り”
  樹の精を統べる女。
  吸血鬼と呼ばれる青年。
“叫び” “呟き”
  大気を操る老人。
  影を体の一部とする少年。
ウェイン リイア
  セルダリア王国の騎士。結婚を控えているリイアへの愛の証となる指輪を購入するため、二人で村を訪れる。
  サイロニアで生まれた女性。当初はウェインと結ばれることを拒んでいたが、彼の熱意に負け、一緒になる決意を固めた。
バジオス ゴウベル
  セルダリアの城塞都市にある《闇のしずく》通りに住む錬金術師の老人。魔女ベアトリスとは、不老不死の研究をした仲。
  セルダリア王国の騎士で、ウェインの親友。ベアトリスに荷担する大臣によって謀反の罪を着せられ、牢屋に入れらている。


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