和室/夜・照明有

 
 

【百子】
「さて、皆さん!」

 好きなものだけ食べ放題な夕食を終え、お風呂も各自でめい
めい済ませ、明日に備えて眠るだけとなったこの夜更けに、百
子が元気な声を出す。

 これでは起きないナミを除けば、眠っている子はまだいない
し、迷惑になる近所はないので、少少声が大きかろうと別段問
題ないわけだけれど。

【百子】
「たっぷり遊んで鋭気を養い、海の幸の補給で戦ができる体制
を整えたところで、幽霊少女対策を考えたいと思います」

【梢子】
「対策って言ってもねえ」

 血は知なり。
 腹が減っては何とやらとも言うけれど、血の巡りを胃の腑に
取られた頭では、そうそう良いアイディアなど浮かばないだろう。
 昼間の疲労も相まって、夜更かし抜きで沈んでしまいそうな
人員多数の今日この夜。
 綾代の健康状態がかかっているだけに、有効な対策を練れる
ようならば何とかしたいところだけれど――


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