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第 七 章   ニ ヌ リ ヤ
 
 
 

 夜が明けた。
 窓から差し込む太陽の眩しさで目を覚まし、わたしは体を起こした。
 ぼんやりとした眼のまま、周囲を見渡してここが父の実家だと再確認する。と同時に昨晩の奇怪な出来事が脳裏に甦った。
 朱い蛇。
 あれは一体何だったのだろう。そして、わたしを護るように現れた和服姿の女性は誰だったのだろう。
 朝日に照らされて明るくなった部屋を見回したが、大蛇がいたという痕跡はどこにも残っていなかった。あの出来事は本当に夢だったのだろうかと思いながら、布団から出て伸びをする。
 部屋を出て、目を擦りながら廊下を歩き居間に入ると、サクヤさんと葛ちゃんはそこで朝食の支度をしていた。
 わたしは二人に挨拶を済ませると、目覚まし代わりの歯磨きに向かう。
 冷たい水で顔を洗うとさっぱりして思考も明晰にはなったが、それでも昨日の出来事が夢だったのか現実だったのか、判断がつかなかった。
 身支度を終えて、居間に戻るとちゃぶ台の上にはすでに朝食の準備が済んでいた。
「いただきます」
 サクヤさんと葛ちゃんとわたし、声を揃えて掌を合わせる。
 三人で囲むちゃぶ台の上には、栄養調製食品と乾パンと缶詰、そ




 

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